【梨の読書記録】叙述トリック短編集 / 似鳥 鶏
叙述トリック短編集 / 似鳥 鶏
本を読むのが好きなので
読んだ本の感想を書いていこうと思います
ミステリーやサスペンスが好きですが
読み込んだ考察などは苦手です
本の紹介:「叙述トリック短編集」
*注意! この短編集はすべての短編に叙述トリックが含まれています。騙されないよう、気をつけてお読みください。
本格ミステリ界の旗手が仕掛ける前代未聞の読者への挑戦状!
よく「叙述トリックはアンフェアだ」と言われてしまいます。これが叙述トリックというものの泣きどころです。
では、アンフェアにならずに叙述トリックを書く方法はないのでしょうか?
答えはノーです。最初に「この短編集はすべての話に叙述トリックが入っています」と断る。そうすれば皆、注意して読みますし、後出しではなくなります。
問題は「それで本当に読者を騙せるのか?」という点です。最初に「叙述トリックが入っています」と断ってしまったら、それ自体がすでに大胆なネタバレであり、読者は簡単に真相を見抜いてしまうのではないでしょうか?
そこに挑戦したのが本書です。果たして、この挑戦は無謀なのでしょうか? そうでもないのでしょうか?その答えは、皆様が本書の事件を解き明かせるかどうか、で決まります。(「読者への挑戦状」より一部抜粋)
きっかけ
電車の乗り換え待ち時間にエキナカの本屋さんでPRされていました
大好きな叙述トリックが
短編でサクサク読めることに魅力を感じて
Kindleで購入しました
読むのにかかった時間
Kindleの平均時間は約5時間
私は4時間程度だったように思います
1日でサクっと読み終わりました
満足度:★★☆☆☆
叙述トリックが大好きで,
「騙された~!」を味わいたくて読み始めたのですが,
残念ながら私にはあまり向いていませんでした
私は単純に騙されるのが好きで,
騙されないように注意深く読んでトリックを暴いてやろう
というタイプではないのですが,
そんな私にもわかりやすいレベルのトリックで
「騙された~!」を味わうことができませんでした
挑戦状などで盛大に煽られた割に,
あれ?というギャップが大きくて
余計にがっかりしたのかもしれません
短編集といいつつ,最後に 大きいのが仕掛けられているんじゃないの⁉
と最後まで期待していましたが,
それも私にはイマイチでした
ネタばれにならないように詳細は割愛しますが,
あとがきが好みだった人もいるみたいですね
おすすめ度:★★★☆☆
おすすめ度は,満足度より★おおめ!
私はあまり気に入らなかったのですが
叙述トリックものを読みなれていない人は
楽しめるのではないかと思いました
短編で長すぎないので
慣れていなくても読みやすいと思います
短編集ではありますが,
順序をごちゃごちゃにせずに,
最初から最後まで一冊の本として読むのがおすすめですよ!
その他の感想
本書は帯にもしかけがあるという注意書きが書かれています
私はKindleで購入しましたが
ちゃんと帯の仕掛けも楽しめるようになっていました!
ですが,これも私にとっては
あまり面白いと感じなかったです..
初の読書レビューにもかかわらず
珍しい辛口評価(?)になってしまいました
次は何を読もうかな~